関西のデパート各社の旗艦店 売り上げ増

先月の関西のデパート各社の旗艦店では、新型コロナの「5類」への移行などによる来店客の増加で売り上げは、いずれも去年の同じ月を上回りました。
各社は、回復が遅れている中国からの観光客を取り込もうと、情報発信などを進めています。

このうち、「大丸心斎橋店」では、売り上げが去年の同じ月から33.2%増加しました。
大型連休中に店を訪れる客が増えたことで、高級ブランドや宝飾品などの売り上げが好調だったということです。
「高島屋大阪店」では、売り上げが19%増えました。
新型コロナが「5類」に移行される中、化粧品や夏物衣料の販売が好調でした。
「阪神梅田本店」は17.3%、同じグループの「阪急うめだ本店」は、阪急メンズ大阪との合計で13.2%の増加でした。
「母の日」のギフト需要で、服飾品や食品などが好調だったほか、外国人観光客による宝飾品などの需要が伸びたということです。
「あべのハルカス近鉄本店」は、婦人服売り場に雑貨や食品などを置いたことで、「買い回り」を促す結果となり、売り上げが8.8%増加しました。
各社は、回復が遅れている中国からの観光客のニーズを取り込もうと、SNSを使って商品やイベントに関する情報を発信するなど、取り組みを進めています。