大雨の影響で新幹線のダイヤ乱れる 新大阪駅は利用客で混雑

2日から降り続いた大雨のため、東海道新幹線が運転を見合わせたり本数を減らしたりしている影響で、新大阪駅には、運転再開を待つ人たちなどが多く集まり、改札前は混雑していました。

JR東海によりますと、東海道新幹線は、3日昼ごろまで、東京駅と名古屋駅の間の運転を見合わせる予定で、新大阪駅と名古屋駅の間は、1時間に1本程度、「こだま」を運転して、対応しています。
この影響で、新大阪駅の新幹線の改札前には多くの人が集まり、掲示板で運行状況を確認したり切符の払い戻しをしたりしていました。
中には、大きな荷物を抱えた海外からの観光客が床に座り込んで寝ている姿もありました。
このうち、神奈川県から出張で来たという40代の会社員の男性は「きのう帰る予定でしたが、延泊しました。家族の都合もあるので、早く帰りたいです」と話していました。
また、大阪市内の60代の女性は「会社の慰安旅行で東京に向かうのですが、この状況にびっくりしています」と話していました。

【JR湯浅駅からは代行輸送バス】
大雨の影響で、JRきのくに線が運転を見合わせているため、和歌山県湯浅町のJR湯浅駅では、2日夜、150人ほどが駅に停まった特急列車や町が用意した避難所で、一夜を過ごしました。
そして、3日の朝は、7時すぎに用意された代行輸送のバスに疲れた様子で乗り込み、それぞれの目的地に向かって出発しました。
中国から仕事で日本に来ているという人は「疲れました。いつ帰れるか、不安でした」と話していました。
また、これから神戸に帰るという人は「仕方ないと思ったけど、もう少し早く避難所を開設してほしかったです。役場の人が親切でしたし、ぐっすり眠れました」と話していました。