和歌山 白浜町 温泉の恵みに感謝し「献湯祭」 4年ぶり行列

和歌山県白浜町の白浜温泉で、温泉の恵みに感謝する「献湯祭」が行われました。

「献湯祭」は、地元の観光協会などでつくる実行委員会が、温泉の恵みに感謝し、地域の繁栄を祈って毎年、行っています。
6月1日は、白良浜海水浴場の前に温泉の関係者など150人が集まり、町内の9つの源泉から1日朝にくみ上げられた「一番湯」を9つのたるに入れて担ぎ、町の中を練り歩く行列がおこなわれました。
行列は新型コロナの影響で中止が続いていて、開催されるのは4年ぶりとなります。
そして、温泉の神様をまつる神社に到着すると、「一番湯」を小さなたるに移しかえて神前にそなえ、白浜温泉の繁栄を祈願していました。
南紀白浜観光協会の藤田正夫 会長は、「この町は温泉で成り立ってきた町なので、思いを込めて温泉を奉納しました。夏に向けてたくさんの観光客の方に来ていただけるよう準備していきたいです」と話していました。