大阪維新の会 笹川府議が離党届 吉村代表“議員辞職すべき”

党所属の女性議員にパワハラやセクハラなどを行った疑惑があると報じられた、大阪維新の会の笹川理 府議会議員が、29日、離党届を提出しました。
これに対し、吉村代表は、「女性議員の意思に反したハラスメント行為があり、許されるものではない」などとして、除名処分にすべきだという考えを示したうえで、「議員を辞職すべきだ」と述べました。

大阪維新の会の笹川理 府議会議員は、8年前、党所属の女性の大阪市議会議員に対し、パワハラなどを行った疑惑があると「週刊文春」で報じられ、横山幹事長が口頭での厳重注意処分にしたほか、笹川氏は、党の府議団代表を辞任しました。
笹川氏は、同じ女性議員に対するセクハラなどを行った疑惑もあると報じられ、29日、党に離党届を提出しました。
このあと笹川氏は記者団に対し、「『一身上の都合により』ということで、離党届を提出した」と述べました。
これを受けて、大阪維新の会は、笹川氏が提出した離党届の取り扱いなどを検討することにしていますが、吉村代表は、東京都内で記者団に対し、「事実関係を調査したが、女性議員の意思に反したハラスメント行為があった。許されるものではなく、除名が相当だ」と述べ、除名処分にすべきだという考えを示しました。
そのうえで、「笹川氏は、今回の件を真摯(しんし)に反省し、議員を辞職すべきだ」と述べました。
一方、大阪維新の会は、笹川氏が府議団代表を辞任したことを受けて、29日午後、府議団の議員団総会を開き、新たな代表に副代表を務めていた金城克典 府議会議員を選出しました。