近畿 10年ぶりに5月の梅雨入り 土砂災害など十分注意

大阪管区気象台は、29日、「近畿地方が梅雨入りしたとみられる」と発表しました。
5月の梅雨入りは10年ぶりです。
近畿地方は、30日の昼前にかけて局地的に激しい雨の降るおそれがあり、気象台は、土砂災害や低い土地の浸水などに十分注意するよう呼びかけています。

大阪管区気象台によりますと、近畿地方は、梅雨前線と湿った空気の影響で大気の状態が不安定になっていて、広い範囲で雨が降っています。
この先1週間も雨や曇りが多くなる見込みで、気象台は、29日午前、「近畿地方が梅雨入りしたとみられる」と発表しました。
近畿地方の梅雨入りは平年より8日、去年より16日早く、5月の梅雨入りは2013年以来、10年ぶりです。
大気の不安定な状態はこのあとも続く見込みで、30日の昼前にかけては、局地的に雷を伴って1時間に30ミリの激しい雨が降るおそれがあります。
30日夕方までの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで、▼近畿中部と南部で120ミリ、▼北部で100ミリと予想されています。
気象台は、土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に十分注意するよう呼びかけています。
落雷や突風にも注意が必要です。
さらに、大型で非常に強い台風2号が来月(6月)3日にかけて沖縄地方の周辺に接近し、その後、本州に影響するおそれもあります。
台風の進路など最新の気象情報に注意してください。