エールフランスの旅客機 トラブル示す表示で関空に引き返す

２８日、関西空港発パリ行きのエールフランスの旅客機が上空で気象レーダーなどにトラブルを示す表示が出たため、緊急事態を宣言して、関西空港に引き返しました。
旅客機は、先端がへこんでいて、国土交通省が詳しい状況の確認を進めています。

国土交通省関西空港事務所によりますと、２８日、関西空港を出発してシャルルドゴール空港に向かっていたエールフランス２９１便、エアバスＡ３５０型機から、正午前に、宮城県沖の上空を飛行中、「気象レーダーや速度の計器にトラブルを示す表示が出たため、関西空港に引き返す」と連絡があったということです。
旅客機は、緊急事態を宣言して、午後２時半前に、関西空港に着陸し、乗客・乗員合わせて３２４人にけがや体調不良を訴える人はいなかったということですが、機体の先端がへこんでいたということです。
この部分には気象レーダーや速度の計器などがあるということで、国土交通省関西空港事務所は、エールフランスに聞き取りを行うなどして、詳しい状況の確認を進めています。