筒香選手が橋本市に建設中の球場で子どもたちが芝の苗まく作業

和歌山県出身で、大リーグ・レンジャーズとマイナー契約を結んでいる筒香嘉智選手が地元で建設を進めている野球場で、少年野球チームの子どもたちが芝の苗をまく作業を行いました。

大リーグ・レンジャーズとマイナー契約を結んでいる筒香選手は、出身地の和歌山県橋本市で、およそ2億円をみずから負担し、スポーツ施設の建設を進めています。
27日は、ことし夏の完成を前に、球場を使用する少年野球チームの小学生およそ50人が家族とともに芝の苗をまく作業を行いました。
まず、少年野球チームの代表で、筒香選手の兄の裕史さんが「みんなの手で芝生を植えて、育てて、その上でプレーしてもらう。このあと20年、30年と、このグラウンドの芝はきょう植えたものを使いたい。誇りを持って作業に取り組んでほしい」と呼びかけました。
続いて、子どもたちは芝の苗が入ったかごを持ち、10メートル四方に区分けされた球場内を歩きながら、ムラが出ないよう苗をまいていました。
参加した小学2年生の男の子は「楽しかった。最初は難しかったが、大きくかごを横に振ることでうまくできるようになった。ここで試合をするのが楽しみです」と話していました。
子どもたちは、ことし8月中旬頃から、育った芝の上で練習を開始する予定だということです。