大阪維新の会 吉村代表 党の全議員にハラスメント被害調査へ

大阪維新の会の吉村代表は、笹川理府議会議員が党所属の女性議員にパワハラやセクハラなどを行った疑惑があると報じられたことを受けて、党所属のすべての議員を対象にハラスメントの被害を受けたことがないか調査する考えを示しました。

8年前、党所属の女性の大阪市議会議員に対し、パワハラやセクハラなどを行った疑惑があると「週刊文春」などで報じられた、大阪維新の会の笹川理府議会議員は、22日、党の府議団代表を辞任しました。
これについて、大阪維新の会の吉村代表は24日、記者会見で、「ハラスメントはあってはならない。再発防止が非常に重要だ」と述べました。
そのうえで、党所属のすべての議員を対象にハラスメントの被害を受けたことがないか調査し、被害者や専門家の意見を踏まえて結果を公表する考えを示しました。
一方、吉村氏は、8年前に当時の松井幹事長が女性議員から「頻繁に連絡が来る」などと相談を受け、笹川氏を指導したことや、女性議員が笹川氏の処分を求めなかったことなどを明らかにし、引き続き、事実関係を調査する考えを示しました。