奈良 キトラ古墳で壁画発見40年 地元園児を招待
奈良県明日香村のキトラ古墳で壁画が発見されて40年の節目にあわせて地元の幼稚園児が壁画を管理している施設に招かれ公開中の壁画を見学しました。
飛鳥時代に造られたキトラ古墳では、40年前の昭和58年に石室内部に極彩色の壁画が描かれていることが確認され、修復作業が行われたあと、定期的に一般公開されています。
地元の明日香村は、子どもたちに地域への理解を深めてもらおうと壁画が発見されて40年の節目にあわせて、村立の幼稚園の子どもたち40人を壁画を管理している施設に招きました。
施設では現在、方角の守り神、「四神」が描かれた壁画のうち西の守り神「白虎(びゃっこ)」が公開されていて、子どもたちは2つのグループに分かれて見学しました。
幼稚園では、事前にキトラ古墳の壁画についてみんなで学んできたということで、子どもたちは「勉強したのと一緒だ」などと話しながら壁画を見ていました。
年長クラスの男の子は「壁画は村の宝物。大事にしていきたい」と話していました。
村は今後も村内にある古墳などの見学会を行っていくということです。