伊丹市でウクライナから避難してきている人を対象に健康診断

ロシアの軍事侵攻を受けて、ウクライナから兵庫県内に避難している人たちを支援しようと、伊丹市の病院で健康診断が行われました。

この取り組みは、伊丹市の医療法人が始めたもので、初日の20日は、県内に避難しているウクライナ人の女性が市内の病院で、血圧測定やCT検査などに続いて、日本人医師の診察を受けました。
健康診断を受けた女性は「ウクライナ人の職員と一緒に診察を受けることができて、とても安心感がありました」などと話していました。
この医療法人では、ことし2月に、現地で医師として働いていたウクライナ人2人を職員として採用したところ、避難してきた人たちから「日本語が分からず、病院に行きにくい」などという声が寄せられたことから、健康診断を行うことを決めたということです。
兵庫県内には、ウクライナから100人余りが避難してきているということで、医療法人「星晶会」の松本昭英理事長は「慣れない環境で体調を崩しやすい状況だと思うので、気軽に病院に来てほしい」と話していました。
この健康診断は、予約制で毎週土曜日に行うことにしていて、医療法人のホームページから予約できるということです。