大阪・関西万博 スタッフのユニフォーム デザイン募集開始

大阪・関西万博の会場で、期間中に来場者などの対応にあたるスタッフが着用するユニフォームのデザインの募集が始まりました。

大阪・関西万博を主催する博覧会協会は、来場客の案内や通訳、それに要人の誘導などにあたるスタッフが着用するユニフォームのデザインの募集を、18日から始めました。
ユニフォームは、▼多様性を尊重するため、年齢や性別に関係なく着用できるデザインで、▼暑い中でも着心地がよいなど機能性にすぐれていることや、▼万博終了後にはリサイクルできることなどが条件となっています。
応募資格は服飾デザインの経験がある個人や団体で、プロやアマは問いません。
募集期間は、今月18日から来月(6月)19日までおよそ1か月間です。
審査は、書類や面接なども含めて行われ、ことし秋ごろには、採用するデザインを発表するということです。
博覧会協会運営事業局の安藤雅巳 上席審議役は、「現代のトレンドを取り入れた、後世に残るユニフォームになるようなデザインが望ましい」と話していました。

【万博のユニフォーム】
これまでに国内で開かれた万博では、テーマを反映したデザインのユニフォームが採用されました。
このうち、1970年に開かれた大阪万博では、「人類の進歩と調和」というテーマを反映して、鮮やかな色をふんだんにつかった近未来的なデザインになっていて、女性向けには当時流行していたミニスカートが取り入れられました。
また、2005年に「自然の叡智」をテーマに愛知県で開かれた万博では、デザインが一般に公募され、自然を意識して、素材に竹の繊維を使った、ユニフォームが採用されました。