松井一郎氏団体収支報告 会計責任者の同意なく別人が署名押印

大阪市長などを務め、先月(4月)、政界を退いた日本維新の会の松井一郎 前代表の資金管理団体の収支報告書で、会計責任者の署名や押印を本人の同意なしに別の担当者が行っていたことがわかりました。
団体は「反省している」としたうえで、今後、こうした対応を改めるとしています。

松井氏の資金管理団体、「松心会」は、収支報告書の会計責任者の氏名欄に、大阪市内の建設会社の社長を務める男性の名前が記載されています。
しかし、団体によりますと、会計責任者の署名や押印はこの男性の同意を得ないまま、別の担当者がしていたということです。
こうした対応は、20年以上にわたって続いていたということです。
政治資金規正法では、報告書に虚偽の記入をした場合などに罰則を設けています。
団体は「確認が不十分で反省している」としており、今後、会計責任者を変更して、本人が署名や押印を行うようにするとしています。