有田みかんづくり学ぶ小学生 つぼみの間引き作業体験 和歌山
全国有数のみかんの産地、和歌山県有田市で、小学生がみかんづくりを学ぼうとつぼみを間引く作業を体験しました。
作業を体験したのは有田市の糸我小学校の3年生10人です。
この小学校では全国的に名が知られている有田みかんの栽培方法を学んでもらおうと苗木を植えるところから収穫まで、1年を通じて体験する総合学習を行っています。
このうち9日は学校近くの農園で、つぼみを間引く作業を体験しました。
子どもたちは、農家の男性から木の枝を折るのではなくつぼみだけを取ることがコツだと教わり、丁寧に手元を確かめながらちぎり取っていました。
参加した女の子は、「根元から取らず、つぼみや花だけを取るよう工夫しました」と話していました。
また男の子は、「幼稚園で教わった時よりもうまくできました。1人で50個も取りました」と話していました。
みかん農家の宮本正弘さんは、「高齢化が進み、耕作放棄地が増える中で農業に関心を持ってもらいたい。ふるさとや有田みかんを愛するようになってほしい」と話していました。
子どもたちは、7月ごろに余分な実を摘み取る作業を行い、11月には収穫を体験するということです。