大阪 交野市長 経費削減で市長公用車を売却へ

大阪・交野市の山本景市長は、経費削減の一環として、公務で移動する際に使用する「市長公用車」をオークションで売却すると発表しました。
山本市長は、去年、市長室の机と椅子もオークションで売却しています。

売却されるのは、市長が公務で使用している乗用車のプリウスです。
この車は、市が平成23年におよそ230万円で購入し、昨年度は燃料費や車検代でおよそ20万円の費用がかかったということです。
去年就任した山本市長を含めてあわせて3人の市長が使用してきましたが、現在は、月に10回ほどしか使われておらず、「他の公用車を使用すれば売却しても支障はないと判断した」ということです。
車は、官公庁が差し押さえた品物などを売却するオークションサイトで販売され、ことし7月初めには売却先が決まるということです。
山本市長は、去年12月にも市長室に置かれていた机と椅子を同じオークションを利用して50万円で売却しています。
市によりますとこうした動きに対して、一部の市民からは「他にやるべきことがある」とか「市の財産を売っても財政の健全化にはつながらない」といった意見も寄せられているということです。
交野市では、過去の土地買収による負債が財政を圧迫しているということで山本市長は、「厳しい財政状況なので今後も経費削減に努めたい」としています。