近畿 黄砂観測 ピーク過ぎるも14日未明にかけ飛来続く

大陸からの黄砂は、13日も大阪で観測されました。
すでに近畿地方への飛来のピークは過ぎましたが、14日の未明にかけて黄砂の飛来は続く見込みで、気象台は最新の情報を確認するよう呼びかけています。

大阪管区気象台によりますと、大陸からの黄砂が日本の広い範囲に飛来していて、大阪では、12日に引き続いて13日も観測されました。
ただ、ものが肉眼ではっきり見える距離を示す「視程」は、近畿の各地で10キロ以上あって、大きな影響は出ていないということです。
気象台によりますと、近畿地方への飛来のピークは、すでに過ぎましたが、14日の未明にかけて次第にうすまりながらも続く見込みです。
気象台は最新の情報を確認するよう呼びかけています。

【和歌山 コインランドリー利用者増】
和歌山市にあるコインランドリーでは、黄砂の影響で洗濯物を外に干せないという利用者が次々に訪れていました。
和歌山市神前にあるコインランドリーでは、空が晴れているにもかかわらず黄砂の影響で洗濯物を外に干せないという利用者が自宅で洗濯した衣服などを抱えて次々に訪れていました。
店によりますと、ふだんの晴れの日と比べて、乾燥機を利用する人はおよそ50%増えたということです。
利用した30代の男性は、「黄砂がすごいとニュースで伝えていて洗濯物につくのは抵抗があるので、持ってきました。これだけ晴れているなかでコインランドリーを利用するのはここ数年でも初めてです」と話していました。
また、子どもを連れて訪れた30代の女性は、「私も息子もアレルギーがあり洗濯物に黄砂がつくとせきが止まらなくなるので乾燥させるために来ました。これで安心です」と話していました。
コインランドリーを経営する薦田教清 代表は、「洗濯物が乾きやすい時期でふだんは、あまり乾燥機の利用はないですがきょうは特別です」と話していました。