万博 大阪パビリオン 電通と博報堂が協賛金集める協定解除へ
万博での「大阪パビリオン」の出展に向けて大阪府などが設けた団体が、企業などから協賛金を集めるために「電通」や「博報堂」と結んでいた協定を解除する方針を決めました。
東京オリンピック・パラリンピックをめぐる談合事件を踏まえた対応で、今後の協賛金の募集に影響が出ないようにしたいとしています。
再来年の大阪・関西万博で、大阪府や大阪市、それに、経済界などは、「REBORN」をテーマに「大阪パビリオン」を出展する予定です。
これに向けて大阪府などが設けた団体が企業などから協賛金を募っており、この募集業務に協力を求める協定を、広告大手の「電通」と「博報堂」のそれぞれの関西支社と令和6年度まで結んでいました。
しかし、「電通」と「博報堂」が、東京オリンピック・パラリンピックをめぐる談合事件で大阪府などの発注業務の入札に参加する資格が停止されたことを踏まえ、団体は2社との協定を解除する方針を決めました。
このうち、「電通」とは速やかに協定を解除し、「博報堂」については進行中の複数の企業との交渉が終わりしだい、協定を解除することにしています。
大阪府などによりますと、これまでに100億円程度の協賛金が集まっているほか、「電通」などに代わって新たに協定を結ぶ企業の公募を急ぎたいということで、今後の協賛金の募集に影響が出ないよう努めるとしています。