通販サイトで顧客のクレジットカード情報流出 一部不正利用か

かばんなどの通販サイトで、およそ9千人分の顧客のクレジットカード情報が流出した可能性があると、サイトを運営する大阪の会社が発表しました。
一部は不正に利用された疑いがあるということです。

顧客の情報が流出したとされるのは、かばんや財布、洋服などを販売する大阪・箕面市の「三京商会」です。
運営する通販サイトで3年前(2020年)の7月からおととし12月にかけて、クレジットカード決済で買い物をした8794人のカード番号やセキュリティーコードなどが流出した可能性があると、ホームページで発表しました。
一部のクレジットカードは不正に利用された疑いがあるということです。
また、このほかにも会員登録した顧客など4万9000人余りの▼名前と住所、▼電話番号、▼ログインパスワードなどの情報が漏れた可能性があるということです。
サイトのぜい弱性をついた不正アクセスによって決済に使用するアプリが改ざんされ、情報が流出したとしています。
去年8月に情報流出のおそれがあると外部から指摘を受け、直後に、この通販サイトはカード決済を停止しましたが、会社はこれまで、情報流出について公表していませんでした。
「三京商会」は「多大なるご迷惑をおかけする事態となり、深くおわび申し上げます」としたうえで、クレジットカードの利用明細に身に覚えのない請求があった場合はカード会社に問い合わせるよう呼びかけています。