コロナ禍での児童の運動機能を検査 和歌山 かつらぎ町

新型コロナウイルスの影響で運動時間の減少などによる子どもたちの体力の低下が指摘される中、和歌山県かつらぎ町の小学校で足腰の筋力や骨の強度を確かめる検査が行われました。

この検査は、コロナ禍での子どもたちの運動機能について調べようと、和歌山県立医科大学が行っているもので、27日は、かつらぎ町の妙寺小学校の2年生44人が受けました。
子どもたちは、台に座った状態から片足だけでふらつかずに立ち上がることができるかや、前屈をして背中の筋肉がバランスよく成長しているかを確かめていました。
また、機械や道具を使って骨の強さを調べたり、足形をとってへん平足になっていないかを確認したりしていました。
検査を体験した男の子は「いろんなことがわかって良かったです。足の形もきれいにとれました」と話していました。
和歌山県立医科大学の牟礼佳苗 准教授は「新型コロナの影響で子どもの遊びも変わって在宅の時間が長くなり、骨折が増えている。こうした検査を通じて予防に取り組んでいきたい」と話していました。