大津の養鶏場で鳥インフルエンザ確認 4000羽の処分開始

18日、大津市の養鶏場で死んでいるのが見つかった複数のニワトリから遺伝子検査の結果、高病原性が疑われる「H5亜型」の鳥インフルエンザウイルスが検出されました。
県はこの養鶏場のニワトリ、およそ4000羽の処分を始めました。

滋賀県によりますと、18日、大津市の養鶏場でニワトリが相次いで死んでいるのが見つかり、簡易検査で鳥インフルエンザウイルスの陽性反応が出ました。
その後、より詳しい遺伝子検査を行ったところ、19日、「H5亜型」の鳥インフルエンザウイルスが検出されました。
滋賀県での鳥インフルエンザの発生は令和2年12月以来で、19日午後から、防護服を身につけた県の職員が養鶏場のニワトリ、およそ4000羽の処分にあたっています。
県によりますと、ニワトリの処分と施設の消毒は今月22日までに完了する予定だということです。
また、県は、施設を中心に▼半径3キロ以内をニワトリや卵の移動を禁止する「移動制限区域」に、▼半径10キロ以内を外の地域への出荷を禁止する「搬出制限区域」にしました。
「移動制限区域」内に別の養鶏場はないということですが、「搬出制限区域」には6か所の養鶏場があり、あわせて4500羽余りのニワトリが飼育されていて、このうち4か所は京都市内だということです。