ウクライナから関西に避難している人たちが大阪に集まり交流会

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が長期化する中、関西に避難しているウクライナの人たちが集まり、持ち寄った郷土料理を味わうなどして交流を深めました。

大阪・北区で開かれたこの催しは、関西に避難しているウクライナの人たちに互いに交流を深めてもらおうと、心理カウンセラーなどでつくる全国心理業連合会が主催したもので、およそ50人が参加しました。
初めに、ウクライナの歌手がふるさとの伝統的なクリスマスソングを歌うと、子どもたちが輪になって踊り、参加した人たちは、手拍子をしながら盛り上がりました。
そして、それぞれが持ち寄った手作りの「ピロシキ」やギョーザのような形の「ヴァレーニキ」など、ウクライナの郷土料理を食べて、互いに交流を深めていました。
3人の友人とともに参加した20代の女性は、去年6月、ウクライナ東部の都市、ドニプロに家族を残し、ひとりで神戸市に避難してきました。
女性は「毎日、家族と電話していますが、今のウクライナは、マイナス10度ほどの寒さにもかかわらず、停電が続いていて、電気が通じた少しの間で家を暖めてしのぐ状況です。久しぶりに郷土料理を食べてふるさとを懐かしく感じ、早く家族に会いたいと思いました」と話していました。