堺市で電動キックボードの実証実験 警察がルール遵守呼びかけ

さまざまな移動手段を手軽に利用できる街づくりに役立てようと、大阪・堺市で、電動キックボードをレンタルする実証実験が行われていて、3日、警察が利用者に対し、交通ルールを守って運転するよう呼びかけました。

大阪・堺市では、電動キックボードのメーカーと協力して、先月1日から実証実験を始めていて、市内の7か所に乗り場が設置されています。
3日は、泉北高速鉄道の泉ヶ丘駅近くに設けられた乗り場で、PRのための試乗会が行われました。
試乗会では、警察官が運転には普通免許などが必要で、飲酒運転は違法であることや車道の左側を走行することなどを説明し、交通ルールを守って運転するよう呼びかけていました。
実証実験の電動キックボードは、ヘルメットの着用は任意となっていますが、講習会では、大きな事故につながらないよう着用をすすめていました。
堺市によりますと、レンタルの電動キックボードは、先月末までにあわせて57回利用され、違反や事故は起きていないということです。
南堺警察署の長野健一交通課長は「電動キックボードは、手軽で便利な乗り物ですが、危険性もあるので、交通ルールを理解して安全に利用してもらいたいです」と話していました。