吹田 インフルとコロナのワクチン取り違え 子どもに接種2件

大阪・吹田市の診療所でインフルエンザのワクチン接種を希望した子どもに、誤って新型コロナのワクチンを接種したケースが2件あったことが分かり、吹田市は市内の医療機関に注意を促す文書を配布しました。

吹田市によりますと、11月5日、市内の診療所でインフルエンザのワクチン接種を受けようとした就学前の男の子に、誤って新型コロナウイルスのワクチンを接種するミスがあったということです。
診察室に準備されていたワクチンを医師が取り違えたことが原因で、接種直後に医師が間違いに気づき、その場で男の子と保護者に謝罪したということです。
報告を受けた市の保健所などが11月8日、注意を呼びかける文書を市内の医療機関に通知しましたが、11月21日に市内の別の診療所でも小学校低学年の女の子に、誤って新型コロナのワクチンを接種するミスがあったということです。
2つの診療所で誤って接種されたのはいずれも12歳以上に使用するワクチンで、接種を受けた2人は一時、発熱などがあったものの、いまのところ重い副反応などはみられないということです。
これを受けて、吹田市は、診療所に対しワクチンの種類に応じて接種の時間帯や曜日を分けるなどの再発防止策を徹底するよう指導するとともに、接種を行う市内の医療機関に注意を促す文書を配布しました。