大阪ガス来年1月分料金 前月比300円超値上がりへ

大阪ガスの来年1月分のガス料金は、使用量が平均的な家庭で来月(12月)分からさらに300円以上、値上がりすることになりました。
関西電力の電気料金も高止まりしていて、家計や企業の負担が増しています。
大阪ガスによりますと、来年1月分のガス料金は使用量が平均的な家庭で7397円と、来月分の料金から334円値上がりします。
これは、▼ロシアによるウクライナ侵攻の影響で世界的にLNG=液化天然ガスの需給がひっ迫していることや、▼円安によってLNGの輸入価格が押し上げられていることが主な要因です。
一方、関西電力の来年1月分の電気料金は、使用量が平均的な家庭で7497円となり、来月分から横ばいです。
関西電力の料金のうち、国の認可を受けた「規制料金」については、ことし3月分から燃料価格の上昇分を転嫁できる上限に達していて、転嫁しきれない部分は電力会社が負担しています。
全国では、中国電力など4社が国に対して、「規制料金」の値上げを申請しましたが、関西電力は、値上げについて、「経営環境などを慎重に見極め、総合的に判断していきたい」としています。
電力やガス料金の上昇で家計や企業の負担が増す中、政府は、総合経済対策で料金の補助を打ち出しており、負担の軽減を図りたい考えです。