新型コロナ 夏の第7波 病床数の地域差 大阪府内で最大3倍

大阪府内で新型コロナの患者を受け入れている病院の病床の運用状況についてNHKが大阪府の記録を入手して分析したところ、ことし夏の第7波の時点で地域ごとの病床の数に最大で3倍の差があることがわかりました。

NHKは、大阪府が新型コロナの患者の入院を調整するため毎日、作成している府内200以上の病院の病床の運用状況の記録を入手し、府内にある8つの「二次医療圏」ごとに病床の数を分析しました。
ことし夏の第7波で病床の数がピークとなった8月19日の時点で運用されていた重症病床は、人口10万人あたりでみると、▼大阪市医療圏が最も多く4.83床、▼次いで北河内医療圏が4.74床、▼泉州医療圏が3.73床、▼三島医療圏が3.56床、▼豊能医療圏が2.65床、▼南河内医療圏が2.36床、▼堺市医療圏が2.18床で、▼中河内医療圏が1.45床でした。
最も多い大阪市医療圏と最も少ない中河内医療圏は3.33倍の差がありました。
府は入院調整を迅速に行うため、府が一括で管理する運用から8つの2次医療圏で個別に調整する仕組みへの転換を進めています。
病床の数に地域差があることについて、大阪府健康医療部の藤井睦子 部長は、「病床の数などは地域で差がないのが望ましいが、完全に埋めるのは難しいのが現状だ。今後、感染が拡大するなどして地域内での入院調整が難しくなった場合に備え、地域をまたいで調整する仕組みも残しつつ、現場を支援していきたい」としています。