万博に向けて新たな船着き場 大阪府が整備へ

2025年の大阪・関西万博に向けて、大阪府は、観光客らが大阪市内を船で周遊できるようにするため、大阪・西区の安治川沿いに船着き場を整備することになりました。

大阪府などは、大阪・関西万博に向けた観光の呼び水として、会場となる大阪・此花区の人工島、夢洲と大阪市の中心部を船でつなぐ水上交通の構築を目指しています。
この一環として、大阪府は、大阪市中央卸売市場の対岸に位置する、大阪・西区の安治川沿いに「中之島GATE」という船着き場を整備することになりました。
これによって、夢洲から大阪湾を経て船着き場に着いた人が、小型の船に乗り換えることで、道頓堀や大阪城周辺などの大阪市中心部の観光地まで船で移動できるようになるということです。
大阪府は、船着き場の整備費用として、およそ5億4000万円を見込んでいて、万博が行われる2025年の春の開業に向けて準備を進めることにしており、万博のあとも、大阪市中心部と神戸や関西空港などを船でつなぐ際の乗り換え場所として、活用する方針です。