ブラックホール囲む「ダストリング」を確認 京都産業大など

ブラックホールを取り囲むチリが作るリング状の構造、「ダストリング」を赤外線による観測でとらえたと京都産業大学などのグループが発表し、ブラックホールの周辺の構造の解明などにつながる成果として注目されています。

これは、京都産業大学の岸本真 教授などが参加する国際的な研究グループが今月(11月)15日に記者会見を開いて発表しました。
観測したのは、地球から6200万光年離れた「NGC4151」という銀河の中心にあるブラックホールです。
ブラックホールは、極めて強い重力で光や電波も吸い込み直接見ることができないため、グループではアメリカのカリフォルニアやハワイにある複数の赤外線望遠鏡を使い、周辺のチリがブラックホールに引き寄せられる際に放つ赤外線を観測しました。
その結果、ブラックホールを取り囲むチリが作るリング状の構造、「ダストリング」を確認したということです。
リングの直径は光の速さで進んでも2か月余りかかる大きさで、グループではこの成果をもとにブラックホールの周辺の構造やメカニズムなどの解明につなげたいとしています。
岸本教授は、「ブラックホールや周辺の姿をより詳細にとらえるために今後も時間をかけて観測を重ね、データを集めていきたい」と話しています。