病院や企業狙ったサイバー攻撃への対策学ぶ講習会 奈良 桜井

全国各地で病院や企業を狙ったサイバー攻撃が相次ぐ中、被害にあわないための対策を学ぶ講習会が奈良県桜井市で開かれました。

講習会は、奈良県警が県内各地の病院や企業を対象にサイバーセキュリティーへの意識を高めてもらおうと開いています。
今月(11月)18日には桜井市にある済生会中和病院で講習会が開かれ、病院関係者およそ30人が参加しました。
はじめに、奈良県警の担当者が、「ランサムウエア」と呼ばれる身代金要求型のコンピューターウイルスによる被害が年々、増えていると説明しました。
続いて、警備会社の担当者が被害の実例を紹介し、▼VPNと呼ばれるネットワーク接続のぜい弱性が狙われるケースや、▼ターゲットの関連企業や取引先に攻撃を仕掛ける「サプライチェーン攻撃」などについて説明しました。
そして、被害にあわないために、▼システムを常に最新の状態にしておくことや▼攻撃の特徴を知ることが大切だと呼びかけました。
済生会中和病院の中島祥介 院長は「患者の命にも関わることなので危機感を持っていた。きょうの講習を生かし対策を強化していきたい」と話していました。
県警察本部サイバー犯罪対策課の前敏夫 次席は「被害を防ぐには企業や病院の意識を醸成していくことが重要だ。捜査に加えて発生を防ぐ取り組みにも引き続き力を入れていきたい」と話していました。