大阪 コリア国際学園放火の罪など 被告に検察が懲役3年求刑

大阪・茨木市にあるインターナショナルスクール、「コリア国際学園」で火をつけた罪などに問われている30歳の被告に対し、検察は17日の裁判で「ゆがんだ憎悪心から犯行に及んでいて、酌量の余地はない」などとして懲役3年を求刑しました。

大阪・箕面市の無職、太刀川誠被告(30)はことし4月、茨木市のインターナショナルスクール、「コリア国際学園」に侵入して段ボールに火をつけた罪など3つの事件で起訴されています。
17日、大阪地方裁判所で開かれた裁判では、学園の理事長が、「生徒たちの日本と韓国が仲よくしようという気持ちも傷つけました。ヘイトクライム事件を起こしたことに対する反省を感じることはできず、可能なかぎり厳しく処罰してほしい」などと意見を述べました。
このあと、検察は「特定の政治思想や国籍、信仰を有する者へのゆがんだ憎悪心から犯行に及んでいて、動機は正当化できず、酌量の余地はない」などとして懲役3年を求刑しました。
一方、弁護側は「被害者に向けていた敵意が根拠がなく、理不尽だったことを理解し、反省している」などと述べて執行猶予のついた判決を求めました。
最後に太刀川被告は、裁判官に意見を問われると、「大きな恐怖を与え申し訳ありませんでした。今後は悪意をもって他者を攻撃しないことを誓います」と答えました。
これで審理はすべて終わり、判決は来月(12月)8日に言い渡されます。