前立腺がん 手術受けた西川きよしさん“早めの受診を”

男性に多いがん・前立腺がんについて知ってもらおうと大阪・梅田でイベントが開かれ、前立腺がんの手術の経験がある西川きよしさんが早めの受診を呼びかけました。

前立腺がんは男性で最も多いがんで、2019年はおよそ9万5000人が診断を受け、1万人以上が亡くなっています。
大阪・梅田で行われたイベントでは、7年前(2015年)に前立腺がんと診断され、手術を受けた西川きよしさんが、妻のヘレンさん、それに息子の忠志さんとともに登壇し、闘病の経験を語りました。
きよしさんは、がんが発覚する前の状況について夜中、1時間半ごとにトイレに行くようになったり、残尿感があったりと不調を感じたものの、妻や息子に言えず不安でつらい気持ちだったと振り返りました。
そして、異変に気付いたヘレンさんの後押しがなければすぐに病院を受診できなかったとしたうえで、「年をとったせいだと思わずに気になる症状があれば検査を受けましょう」と呼びかけていました。
西川きよしさんは「検査を受けないと、あとあとつらい思いをするのは自分自身です。人生百年時代、長く生きるために病院を受診しましょう」と話していました。
また、妻のヘレンさんは「夫の変化を見過ごさないようにして受診するよう心優しく背中を押すのも家族の役割だと思います」と話していました。