動物虐待に対応の専門家チーム発足 神戸でシンポジウム

兵庫県内の弁護士らが、動物虐待に対応する専門家チームを発足させたのにあわせ、神戸市では必要な対応策などを話し合うシンポジウムが開かれました。

動物虐待は、家や施設の中など周りから見えにくいところで行われることが多いため、被害が明らかになりにくかったり虐待の証拠が集めにくかったりして、適切な対応が取られていないケースが多いと言われています。
こうした中、兵庫県内の弁護士や獣医師が動物虐待に対応するための専門家チームを発足させたのにあわせ、3日、神戸市の弁護士会館でシンポジウムが開かれました。
この中では、動物愛護活動に取り組む俳優の杉本彩さんが講演を行い、「虐待されている動物はみずから声を上げることができず逃げることもできない。気づいた人たちができる行動を起こしてほしい」と訴えました。
このあと行われた議論では、出席者から適切な飼育をしていない飼い主への処分が行えるよう、協力して虐待の証拠を押さえるなどの対応が必要だといった意見が出されました。
専門家チームは、今後、提供された情報を精査して実態を調べ、必要があれば刑事告発も行うということです。
NPO法人「どうぶつ弁護団」の細川敦史 弁護士は、「動物虐待の事案には警察が対応しにくいものもあるので、法律の専門家である私たちが警察につなげたい」と話していました。