新型コロナで亡くなった人を悼む 大阪市の寺で追悼式

新型コロナウイルスに感染して亡くなった人の遺族や患者のケアにあたる看護師などのための追悼式が2日、大阪市の寺で行われました。

これは、新型コロナの感染予防のため、葬儀や病院でのみとりが十分にできなかったと感じている遺族や看護師などに、亡くなった人との別れの機会を設けようと、大阪府看護協会や遺族支援を行う団体などが開いたものです。
2日は、大阪・平野区の大念佛寺で、新型コロナで亡くなった人を追悼する式典が行われ、遺族や看護師などあわせて62人が出席し、献花を行いました。
このあと、遺族の支援にあたる専門家が喪失感との向き合い方について講演し、同じ境遇の人と語り合って、思いを共有することや自分なりの方法で悲しむことで、気持ちを整理することなどを話しました。
出席した大阪府済生会千里病院斉藤律子看護部長は「感染リスクを抑えるために、十分なケアができず、現場の看護師からは、ご遺体を納体袋に入れるのが特につらかったという声が聞かれました」と話していました。
式典を開いた「りんどうの会」の事務局の大河内大博住職は「新型コロナで、通常どおりの葬儀ができないことに心を痛めていました。ご遺族などは、まだ受け止めきれない気持ちの中で過ごしていると思いますが、日常を少しずつ取り戻すきっかけにしてもらいたい」と話していました。