「イグ・ノーベル賞」の魅力紹介 大阪で10月1日から展示会

ノーベル賞のパロディーで、人を笑わせ、考えさせるような研究に贈られる「イグ・ノーベル賞」の魅力を紹介する展示会が10月1日から大阪で始まるのを前に、その様子が一足早く報道陣に公開されました。

「イグ・ノーベル賞」は、ノーベル賞のパロディーとして1991年にアメリカの科学雑誌が創設し、人を笑わせ、考えさせるような研究に贈られる賞です。
ことしは、千葉工業大学の研究グループが「工学賞」を受賞し、日本人の受賞は16年連続となりました。
10月1日から大阪・ミナミにある「心斎橋PARCO」を会場に展示会が開かれるのを前に、その様子が9月30日、報道陣に公開されました。
会場ではこれまでに受賞した60点の研究成果が紹介されていて、このうち2013年に物理学賞を受賞した重力が地球の6分の1の月では水面の上を歩行できるという研究を紹介するコーナーでは、特別な装置を使って月面にいるときの重力を体感することができます。
また、1996年に物理学賞を受賞した『トーストが床に落ちるときはバターを塗った面が下になりやすい』という研究のコーナーでは、バターをのせた食パンのレプリカを使って研究結果を確かめることができます。
会場には日本人の研究成果も展示されていて、滋賀医科大学などのグループが2011年に化学賞を受賞した『わさび火災報知器』は、聴覚障害者にわかるよう音が出る代わりにわさびの匂いで火事を知らせる仕組みです。
30日は2016年の受賞者で立命館大学の東山篤規 名誉教授が来場しました。
東山さんは、股からのぞいてモノを見た場合、大きさや奥行きなどがまっすぐ見たときと異なって見えるという『股のぞき』の研究で知覚賞を受賞しています。
東山さんは「どれも極めて真面目に研究された成果で、その遊び心を見てもらえればと思う」と話していました。
この展示会は11月13日まで開催されます。