奈良県 猿沢池の水質改善へ 井戸水を流し込む実証実験開始

奈良を代表する観光スポットのひとつ、猿沢池の水質を改善しようと、奈良県は、井戸の水を流し込んで池の水を入れ替える実証実験を9月30日から始めました。

奈良市の興福寺の南側にある猿沢池は、五重塔が水面に映るなど美しい景観で知られ、多くの人たちが観光に訪れます。
しかし、もともと池に流れ込む水量が少なく、水質の悪化が問題となっていたことから、奈良県が改善に向けて実証実験を始めました。
実験は、直線距離でおよそ1キロ、東に離れた奈良国立博物館の敷地にある井戸の水を仮設のポンプと水路などを使って流し込むというもので、30日、県の担当者がポンプを稼働させました。
池には、1秒あたり3リットル、1日あたりおよそ250立方メートルの水が流れ込み、順調にいけば、16日ほどで池の水を入れ替えられるということです。
県奈良公園室の水野泰志 室長補佐は、「奈良を代表する場所なので、みなさんにきれいだと喜んでもらえるような池になってほしい」と話していました。
実証実験はおよそ2か月間続けられ、来年度から本格的に運用される予定です。