滋賀県 保育園の園児バス取り残しなど事例まとめ再発防止へ

保育園の送迎バスに子どもが取り残されるケースが相次いでいることなどを受けて、滋賀県は、保育園などで起きた事故について重大な事態に至らなかったものも含めて事例をまとめ、再発防止に役立てることになりました。

保育園などの送迎バスをめぐっては、去年7月、福岡県中間市で5歳の男の子が車内に取り残されて熱中症で死亡したほか、今月(9月)には静岡県牧之原市でも3歳の女の子が取り残されて熱中症で死亡しています。
こうした中、滋賀県は、保育園などで起きた事故について、県内の各自治体を通じて事例をまとめ、リーフレットを作成することになりました。
これまでは、子どもが死亡したり、全治30日以上のけがをした場合だけ報告を求めていましたが、今回は、重大な事態に至らなかったケースも含めて報告を求めるということです。
具体的には、▼送迎バスに子どもを置き去りにした事例のほか、▼園外での活動中に子どもを見失った場合や、▼何らかの理由で警察や救急車の出動を要請した場合などを想定しているということです。
県は、報告をもとに今年度中に事例や対策をまとめたリーフレットを作成することにしています。
県子ども・青少年局の込山拓哉 主査は「小さな事故をないがしろにしてしまうと、いつか大きな事故につながってしまうこともありえるので、小さな事故を教訓にしっかりと再発防止に取り組んでいきたい」と話していました。

【幼稚園にも検討】
滋賀県内ではことし3月、野洲市の市立幼稚園で送迎中にバスの中で眠っていた4歳の園児に気づかず車庫へ戻ってしまい、15分ほど車内に取り残される事案が起きています。
県は今後、幼稚園に対しても軽微な事故の報告を求めることを検討しています。