記録的な円安で企業に影響 奈良県の工務店では

記録的な円安が続き、近畿でも各地で企業への影響が出ています。
このうち奈良県の工務店では以前からの木材価格の高騰に円安が重なり、厳しい状況が続いています。

建設業界では、世界的に木材が不足して価格が高騰する「ウッドショック」にみまわれる中、ウクライナ侵攻による世界有数の木材輸出国・ロシアへの経済制裁の影響も生じています。
これに加えて、記録的な円安が木材価格の高騰に追い打ちをかけています。
注文住宅などを手がける奈良県田原本町の工務店でも木材の仕入れ価格は上がっていておよそ1年半前に比べて奈良県産のひのきの柱は1.5倍、輸入木材の合板は2倍になっています。
一方で、リフォームなどの需要は高まっているため、会社は利益を圧縮したり、広告費の削減や補助金の活用などでコストを抑えたりしながらなるべく顧客の負担を増やさないようにしているということです。
工務店の代表取締役、藤井謙昌さんは「木材だけでなく住宅に必要な他の設備もことごとく値上がりしていて、新築の住宅を建てるコストはおよそ1割上がっている。ものすごく困っているので、資材価格が安定してほしい」と話していました。