“家康の腹痛治した薬販売” 栗東市の商家の特別公開始まる

徳川家康の腹痛を治したとされる薬をかつて製造・販売していた、滋賀県栗東市の商家、「旧和中散本舗」の秋の特別公開が22日から始まりました。

栗東市の「旧和中散本舗」は、江戸時代に徳川家康の腹痛を治したとされる「和中散」という薬を製造・販売していた商家で、旧東海道沿いには江戸時代に建てられた邸宅や庭園が今も残されています。
ふだんは予約をしないと見学できませんが、毎年、春と秋の2回、特別公開されています。
このうち、東海道を旅した大名や公家も休憩に訪れた「上段の間」は、書院風の窓などが設けられているのが特徴です。
また、庭園は、江戸時代初期の大名茶人で作庭家としても活躍した小堀遠州が設計したと伝わり、国の名勝に指定されています。
江戸時代に薬の製造に使われていた石臼なども展示されていて、訪れた人たちは、ガイドの説明を受けながら、興味深そうに見ていました。
滋賀県湖南市から訪れた70代の女性は「隣町に住んでいますが、このような歴史のある建物が残されていることは知りませんでした。珍しいものをたくさん見ることができてよかったです」と話していました。
「旧和中散本舗」の秋の特別公開は今月25日まで行われています。