日本盛 不正アクセスで一部システムに障害 ランサムウエアか

兵庫県西宮市の大手日本酒メーカー「日本盛」は、社内のサーバーに不正アクセスを受け、販売などに関わるシステムの一部に障害が出ていることを明らかにしました。
攻撃には「ランサムウエア」と呼ばれる身代金要求型の悪質なプログラムが使われた疑いがあり、詳しい被害状況を確認しています。

兵庫県西宮市の大手日本酒メーカー「日本盛」で18日午前、社内の複数のサーバーに障害が起き、その後の調査で、外部から不正アクセスがあったことが確認されたということです。
この影響で、会社が運営するオンラインショップや、卸売業者との受注や発注のシステムがダウンするなどの障害が出ていて、現在はネットワークを遮断して、電話やFAXで商品の注文を受け付けているということです。
また、攻撃には「ランサムウエア」と呼ばれる身代金要求型の悪質なプログラムが使われた疑いがあるということです。
会社によりますと、現時点で、情報流出などは確認されていないということですが、すでに警察に相談していて、詳しい被害状況や、具体的な要求の内容について調査を進めているということです。
「日本盛」は「お客様ならびに取引先の皆様に多大なご迷惑とご心配をかけ、深くおわび申し上げます」としています。

【ランサムウエア被害相次ぐ】
警察庁によりますと、サイバー攻撃の中でも最近は「ランサムウエア」と呼ばれる悪質なプログラムが使われるケースが増えています。
「ランサムウエア」はコンピューターが感染すると、勝手にシステムをロックして使えなくしたり保存しているデータを暗号化したりして、復元と引き換えに金銭を要求する悪質なプログラムで、世界各国で被害が相次いでいます。
日本でも、去年1年間に少なくとも146件の被害が報告されているということです。
また、今年に入っては6月までの上半期で114件にのぼっていて、統計を取り始めたおととし(2020年)以降、半期としては最も多くなりました。
兵庫県内ではことし1月から8月末までに5件の被害が確認されているということです。
兵庫県警察本部は関係機関と連携して警戒を強めるとともに、企業などに対しセキュリティー対策をさらに強化するよう呼びかけています。