関西 100歳以上の高齢者 約1万3000人 過去最多更新

今月(9月)19日は敬老の日です。
関西2府4県の100歳以上の高齢者はおよそ1万3000人で、去年より450人余り増え、過去最多を更新しました。

厚生労働省は、今月1日時点の住民基本台帳をもとに100歳以上の高齢者の人数をまとめました。
それによりますと、今月15日現在で100歳以上の人は、全国で9万526人で去年より4000人余り増えました。
このうち関西では、▼大阪が4564人、▼兵庫が3797人、▼京都が2047人、▼奈良が1010人、▼滋賀が919人、▼和歌山が879人で、あわせて1万3216人となりました。
これは去年より458人多く、過去最多を更新しました。
人口10万人あたりで見た100歳以上の高齢者の人数は、▼大阪が51.83人、▼兵庫が69.90人、▼京都が79.93人、▼奈良が76.81人、▼滋賀が65.13人、▼和歌山が96.17人でした。
関西2府4県で、今年度中に100歳を迎える人は6585人で、厚生労働省は長寿を祝って記念品を贈ることにしています。

【国内最高齢柏原市の巽フサさん】
国内最高齢は、大阪・柏原市に住む巽フサさん、115歳です。
長生きの秘けつは、毎日きちんと食事をすることだということです。
巽フサさんは、明治40年4月25日生まれの115歳で、国内最高齢です。
現在は、大阪府柏原市の高齢者施設で暮らしていて、新型コロナウイルス対策で面会が限られるなか、訪れる家族とのふれあいを楽しみにしています。
長男の完次さんによりますと、巽さんは、もともと、きちょうめんな努力家で、規則正しい生活を続けてきたということです。
長生きの秘けつは、きちんと食事をとることで、3食、必ず完食しているそうです。
完次さんは、「食べる力が長寿の秘けつだと思います。国内最高齢を家族一同で喜んでいます。これからも元気で過ごしてほしいと願っています」と話していました。
また、巽さんが入所する特別養護老人ホーム「はくとう」の柴谷匡哉施設長は「我々の誇りです。今まで以上にお元気になっていただきたいと思います」と話していました。

【ぶどう栽培で笑顔の100歳】
今月6日に誕生日を迎え、100歳になった和歌山市の寺西寛さんは17年前、83歳の時に自宅近くの畑で、好きなぶどうの栽培を始めました。
寺西さんは、元農協の職員ですが、当時は、ぶどう栽培の知識がなく、思うように木が成長しなかったということです。
日々、木の観察を続けて、試行錯誤を繰り返し、根元の土を盛り上げ水はけをよくしたことで成長し、数年かけて実がなるようになったということです。
ことしは、シャインマスカットなどあわせて1300房ほどが実り、知り合いやボランティアの人たちに手伝ってもらいながら、みずからも、せんていや房の袋掛けなどを行っています。
収穫時期を迎えると、畑を無料で開放していて、今月9日には、地元の幼稚園児22人を招待して、一緒にぶどう狩りを楽しみました。
園児たちからお礼にもらった「おいしいぶどうありがとう」とメッセージが添えられた手作りの絵は、ぶどう作りの励みになっていると言います。
寺西さんは「長生きしようと思うよりも良いぶどうを作って皆さんと一緒に畑をしたいと思って毎日を過ごしています。子どもたちが喜んでぶどうを手に取り袋に入れている姿を見たら本当にうれしくります。皆さんに食べてもらっておいしいと言ってもらえれば大満足です」と話しています。