神戸空港への国際線就航 最終合意を

関西・大阪・神戸の3つの空港の地元自治体などは、空港の機能強化などを議論する会合を今月18日に開く方向で最終的な調整に入りました。
神戸空港の国際化の実現に向けて働きかけを続けてきた神戸市などは、今回の会合で国際線の就航についてほかの自治体や経済団体から最終的な合意を取り付けたい考えです。

関西・大阪・神戸の3つの空港の地元自治体は、国や経済団体の代表者とともに「関西3空港懇談会」と呼ばれる協議の場を定期的に開き、空港の機能強化や運用方針をめぐって協議を行っています。
発着枠の拡大などの重要事項の決定はこの会合での合意が必要とされていますが、関係者によりますと、各自治体などは次の会合を今月18日に開く方向で最終的な調整に入りました。
これまでの協議では、3年後の大阪・関西万博を見据えそれぞれの空港の機能の強化が継続的に議論されていて、神戸空港の国際化実現に向けて働きかけを続けてきた兵庫県や神戸市としては、次の会合で神戸への国際線の就航について最終的な合意を取り付けたい考えです。
さらに、今回の会合では関西空港の年間の発着枠を現在の23万回から3割多い30万回に増やすことが正式に合意される見通しで、新型コロナの収束も見据えて国際線の拡充に向けた動きが広がってきています。