神戸屋 主力の包装パン事業など山崎製パンに売却

大阪に本社がある中堅のパンメーカー、「神戸屋」は、パンメーカー最大手の「山崎製パン」に、主力の包装パン事業などを売却すると発表しました。
コロナ禍や原材料価格の高騰によって経営環境は厳しさを増しており、業界の再編につながった形です。

発表によりますと、神戸屋は、主力である包装パンの製造販売の事業などを山崎製パンに売却することを決め、26日、両社が契約を結びました。
神戸屋が設立する新会社に包装パンなどの事業を引き継いだうえで、山崎製パンが新会社のすべての株式を買い取り、本社ビルや主力工場などの資産も取得します。
関係当局の承認が得られれば来年2月末に売却が完了する予定で、金額は明らかにしていません。
神戸屋は創業1918年の老舗で中堅のパンメーカーですが、コロナ禍でこのところ業績が低迷していて、経営の立て直しに向け、山崎製パンに主力事業の譲渡を打診していたということです。
これにより、神戸屋は店頭でのパンの販売やレストラン事業に経営資源を集中させることにしています。
一方、山崎製パンとしては今回の買収によって関西での生産基盤の効率化や営業力の強化を図るねらいがあります。
人口減少やコロナ禍に加え、このところ小麦や食用油の高騰の影響も加わり、経営環境は厳しさを増しており、業界の再編につながった形です。