奈良で突風か 太陽光パネルなど被害 気象庁が調査

17日午前、奈良市東部の山あいの地区で、風で太陽光パネルが吹き飛ばされるなどの被害が起きました。
けが人はいませんでしたが、当時、渦巻き状の風が吹いていたということで、気象庁の機動調査班が状況を調べています。

17日午前11時半ごろ、奈良市東部の水間町の住民から「突風で太陽光パネルが巻き上げられ、飛び散ったようだ」と奈良市に連絡がありました。
市や警察などが現場を確認したところ、斜面に設置された▼縦20メートル、▼横30メートルほどの太陽光パネルが壊れていたほか、周辺の小屋や倉庫の屋根が飛ばされていたということです。
けが人はいないということです。
近くに住む住民は、「ゴーという音とともに渦巻き状の風が吹いていて、とても怖かった」と話していました。
奈良地方気象台によりますと、当時、発達した雨雲が奈良市付近を通過していたということで、気象庁の機動調査班が詳しく調べています。
機動調査班では、「突風が発生したとみられる」としていて、今後、詳しく分析したうえで、調査結果を公表することにしています。