「山の日」 遭難多発で奈良県の警察が安全な登山呼びかけ

「山の日」の11日、世界遺産に登録された山々がある奈良県の南部地域で、警察が登山者に安全な登山を呼びかけました。

奈良県南部には、世界遺産に登録された紀伊山地の「大峯奥駈道(おおみねおくがけみち)」があり、新型コロナウイルスの影響で、アウトドアの人気が高まる中、登山に訪れる人が増えています。
遭難も多発していることから、「山の日」の11日、山への玄関口になっている奈良県大淀町の近鉄下市口駅で、地元の警察官が登山者に登山届の提出を促すチラシなどを配り、安全な登山を呼びかけました。
警察によりますと、奈良県内でことし発生した山岳遭難は、先月までに33件と、去年の同じ時期より増えていて、今月5日には、県南部の大峰山系の登山に訪れた愛知県の女性2人の行方が分からなくなり、捜索が続いています。
吉野警察署の羽根康英署長は「登山は、気を抜かず準備を怠らないことが大切だ。登山届は捜索の重要な手がかりになるので、ぜひ提出してほしい」と話していました。