奈良 イベント会場で切りつけ負傷者多数を想定 消防が訓練

屋外のイベント会場で刃物を持った男に客が切りつけられ、多数の負傷者が出たことを想定した消防の訓練が、奈良県橿原市で行われました。

訓練は先月(7月)8日、奈良市で安倍元総理大臣が演説中に銃で撃たれて死亡する事件が起きたことなどを受けて、県内37の自治体で作る奈良県広域消防組合が行いました。
訓練にはおよそ100人が参加し、屋外のイベント会場で刃物を持った男が次々に客を切りつけ、多数の負傷者が出たという想定で行われました。
訓練は被害者役の10人が刃物で刺された直後の場面から始まり、救急隊員などが搬送の優先度を4段階で決めるトリアージを行うため一人ひとり脈拍や呼吸の有無、それに、意識の程度などを確認していました。
そして、止血や生理食塩水などを体内に補う「輸液」の応急処置をしたあと、けが人を救急車に乗せて病院まで搬送する手順を確認していました。
奈良県広域消防組合の寺崎至亮 消防長は「このような訓練を積み重ねることで県民の安心安全を守っていきたい」と話していました。