新型コロナ 大阪府で新規感染者数 過去最多

20日、大阪府内の新型コロナウイルスの新たな感染者は、2万1976人となり、過去最多となりました。
これまで、一日の新規感染者が最も多かったのは、ことし2月11日の1万5291人で、大阪府内で2万人を超えたのは初めてです。
専門家は、来月(8月)にかけて感染者の数はさらに増加するおそれがあると指摘しています。

【大阪知事“拡大続く 対策徹底を”】。
大阪府内の新型コロナの新規感染者が過去最多となるなか、吉村知事は、今後も感染拡大の傾向は続くとして、マスクの着用や十分な換気など基本的な対策の徹底を改めて呼びかけました。
大阪府の吉村知事は20日の記者会見で、府内の新規感染者数が初めて2万人を超えて過去最多となることを明らかにしました。
そのうえで、オミクロン株の一種でより感染が広がりやすいとされる「BA.5」などへの置き換わりが進みつつあるとして、「拡大傾向は今後も続くと想定している。高齢者施設などでのクラスターも増えてきており、重症化するリスクの高い高齢者を守る対策に力を入れたい」と述べました。
さらに、吉村知事は、感染者を対象にしたアンケート調査ではマスクをしていない場面や換気が不十分な場所で感染した心当たりがあるという回答が多く寄せられているとして、「マスクの着用や換気の徹底などが非常に重要だ。基本的な感染対策の徹底をお願いしたい」と改めて強く呼びかけました。

【感染急拡大で無料検査の利用も増加】。
新型コロナウイルスの感染の急拡大に伴い、無料で検査を受けられる大阪市内の薬局には感染に不安を感じる人などが相次いで訪れています。
大阪・西区の薬局では、大阪府が費用を負担する無料のPCR検査や抗原検査に対応し、症状がない場合でも無料で検査を受けられます。
20日も午前中から感染に不安を感じる人や旅行などで移動を予定している人が相次いで検査に訪れていました。
この薬局では、先月(6月)末ごろから検査の予約が増え始め、現在は、週に30件ほどと、ことし5月に比べておよそ3倍に増加しているということです。
ウエルシア大阪新町店の薬剤師の谷光弘さんは「感染者数が増えてきていることに伴って、検査の利用者も増えていて、連日、予約はほぼ埋まっている状況だ。感染が広がる中、不安を解消するためにも利用してもらえたらと思う」と話していました。

感染は、関西のほかの府県でも急拡大しています。
関西2府4県で20日に発表された新たな感染者はあわせて3万3963人と過去最多となりました。
このうち兵庫でも、ことし2月の第6波のピークを上回り、過去最多となっています。