「琵琶湖システム」の農林水産業 世界農業遺産に認定

伝統的な農林水産業に取り組む地域を国際機関が認定する「世界農業遺産」について、びわ湖を中心に営まれている伝統的な漁業や環境に配慮した取り組みが選ばれました。

FAO=国連食糧農業機関による「世界農業遺産」に認定されたのは、「琵琶湖システム」というびわ湖と共生する農林水産業です。
報告を受けた滋賀県庁では、19日、地元の漁業や農業関係者など50人余りが集まり、くす玉を割って認定を祝いました。
「琵琶湖システム」は、びわ湖周辺の水田が魚の産卵場所として豊かな生物多様性を育み、漁業と農業がつながるシステムで、伝統的な漁業やふなずしなどの独特の食文化が1000年以上にわたって受け継がれている点が評価されたということです。
滋賀県の三日月知事は「とてもうれしく光栄です。世界から認められたこのシステムを大切に守り育てるとともに、担い手不足などさまざまな課題を克服する材料にしていきたい」と話していました。
また、魚が産卵する水田の保全活動を行っている「須原魚のゆりかご水田協議会」の堀彰男 会長は「びわ湖の取り組みを多くの人に知ってもらい、世界農業遺産としての価値を高めていきたい」と話していました。