大阪・関西万博 世界最大級の木造建築が会場のシンボルに

2025年に開かれる大阪・関西万博の会場のシンボルとして設けられるリング型の建物の概要が公表されました。
建築は、面積がおよそ6万平方メートル、リングの直径がおよそ600メートルの木造となる予定で、実施主体の博覧会協会は、木造建築としては世界最大級だとしています。

2025年の大阪・関西万博の実施主体である博覧会協会は、13日、大阪市内で記者会見を開き、会場のシンボルとして設けられる巨大なリング型の建物の概要を明らかにしました。
それによりますと、建物は、環境問題などを意識して木造とする方針で、▼建築面積はおよそ6万平方メートル、▼リングの直径がおよそ615メートル、1周はおよそ2キロメートルです。
博覧会協会では、木造建築としては世界最大級だとしています。
建物の内部は、会場の各施設に向かうための通路として自由に行き交うことができるほか、「リングスカイウォーク」と名付けられた屋上部分には歩道が設けられ、瀬戸内海や会場内を一望できるということです。
デザインを担当する建築家の藤本壮介さんは、記者会見で、「日本には古くから木造建築の歴史がある。伝統的な建築の趣も持たせて、万博で日本の建築を世界にアピールしたい」と述べました。
また、会見では、会場内のパビリオンの場所や広場の名称も新たに公表されました。