格安航空会社ピーチ・アビエーション 過去最大535億円赤字

関西空港を拠点とするLCC=格安航空会社のピーチ・アビエーションの昨年度1年間の決算は、国内線で利用者の回復が進んだものの、新たな機材の導入などによって経費が膨らみ、最終的な損益が過去最大の535億円の赤字となりました。

ピーチ・アビエーションが発表した昨年度1年間の決算では、売り上げにあたる「営業収入」は、国内線の利用者が回復したことで前の年度から76%増えて386億円となりました。
一方、新たな機材の導入に加えて、円安ドル高によるコストの増加などで経費が膨らみ、最終的な損益は535億円の赤字となりました。
「ピーチ」の1年間の決算が赤字となるのは4年連続で、赤字額は2011年の会社設立以来、過去最大です。
業績の悪化によって、会社は、負債が資産を上回る「債務超過」の状態になっていて、その規模は前の年度のおよそ3倍にあたる727億円となっています。
「ピーチ」では、親会社であるANAホールディングスの支援を受けながら、業績の回復を進める方針です。
ピーチ・アビエーションは、「厳しい経営状況にあるが、足もとの航空需要が回復傾向にあることに加えて、8月からは国際線の運航も再開するため、今年度の決算では黒字化を目指したい」とコメントしています。