肥料価格高騰 滋賀県 農家の負担減へ牛ふんなど活用推進

ロシアによるウクライナ侵攻や円安などの影響で、肥料価格が高騰していることを受けて、滋賀県は対策会議を開き、農家の経済的な負担を減らそうと県内で入手しやすい牛ふんをたい肥として使うための技術指導などを進めることになりました。

大津市で開かれた滋賀県の対策会議には県やJAの担当者、20人が出席しました。
このなかで、原料の大半を輸入に頼っている化学肥料の価格が、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻や急激な円安などの影響で県内でも3割から5割程度値上がりし、今後も高値で推移する見通しであることが報告されました。
これを受けて、農家の経済的負担を減らすため、有機肥料などへの転換を進める方針を確認しました。
具体的には、▼近江牛の産地で畜産が盛んな県内では比較的手に入れやすい牛ふんを活用したたい肥や、▼レンゲなどの植物を土にすき込んで肥料とする「緑肥」を活用するということで、農家への技術指導を進めるとしています。
滋賀県農政水産部の平井喜与治 技監は「化学肥料の削減は、県が進める『環境こだわり農業』や、CO2削減の取り組みにもつながるのでこの機会に推進していきたい」と話しています。