京都の寺で“沙羅双樹”の花が見頃

世のはかなさをあらわす花として知られ、沙羅双樹とも呼ばれるナツツバキの花が京都市の寺で見頃を迎えています。

京都市右京区にある東林院の庭には、ナツツバキの木が10本余り植えられていて、「沙羅双樹の庭」と名付けられています。
ふだんは公開されていませんが、花が見頃を迎える毎年この時期には特別に公開されています。
15日は公開初日にあわせて西川玄房 住職が新型コロナの終息を願って法要を行いました。
ナツツバキは沙羅双樹とも呼ばれ、花は朝に咲いたあと、日が暮れるまでに散ってしまうことから、世のはかなさをあらわす花として平家物語の冒頭に登場することでも知られています。
寺では、ことしは先月末から咲き始め、いまでは直径が5センチほどの白い花があちこちに咲くようになり、見頃を迎えています。
15日は多くの人が訪れて、写真を撮るなどして花を楽しんでいました。
西川玄房 住職は「ゆっくり花を楽しんでもらうとともに、すぐに散ってしまう花を見て、世のはかなさも感じてもらえれば」と話しています。
東林院では、見頃が続く今月30日まで庭を公開することにしています。