日本で初めて開設 大阪手形交換所 11月廃止へ

企業どうしの支払いで使われる、約束手形を取り扱ってきた「大阪手形交換所」がことし11月に廃止されることなりました。
大阪手形交換所は、明治時代に日本で初めて開設されましたが、最近は決済手段の電子化で需要が減少していたということです。

約束手形は、企業どうしの取り引きで代金を後払いする際に使われてきました。
ただ、決済手段の電子化によって年々、利用が減っていたことに加えて、支払いまでの時間が長い約束手形は、中小企業の資金繰りへの負担が重いとして、国も、2026年をめどに利用を廃止するよう求めていました。
こうした状況を踏まえて、大阪銀行協会は、13日の総会でことし11月に大阪手形交換所を廃止することを決めました。
大阪手形交換所は、明治時代の1879年に実業家の渋沢栄一らの呼びかけでつくられた「銀行苦楽部」が発祥で、日本で初めて開設されました。
新たに大阪銀行協会の会長に就任した三井住友銀行の高島誠 頭取は、記者会見で「コロナを契機にデジタル化が進んでいる。この機を捉えて、スピード感を持って決済の電子化に取り組んでいきたい」と述べました。
大阪手形交換所の廃止後、約束手形の交換業務は全国銀行協会が11月に新たに設ける「電子交換所」を通じて行われることになります。